大府市 ブロック塀 撤去 補助金|最大30万円!除却・建替えの費用を補助

大府市でブロック塀の撤去を検討している方へ。

「ブロック塀の撤去に補助金は使える?」 「補助金はいくらもらえるの?」 「どんなブロック塀が対象?」

この記事では、大府市のブロック塀等除却費等補助制度について詳しく解説します。

大府市では、危険なブロック塀の撤去に対して、除却費用の最大20万円、フェンス等への建替え費用の最大10万円、合わせて最大30万円の補助を受けることができます。


大府市 ブロック塀等除却費等補助制度の概要

制度の目的

大府市では、平成30年9月5日より、市民の生命・身体及び財産を地震による災害から保護するため、危険なブロック塀等の撤去に対して補助金を交付しています。

2018年6月の大阪府北部地震では、小学校のブロック塀が倒壊し、登校中の児童が犠牲になる痛ましい事故が発生しました。このような事故を防ぐため、全国の自治体でブロック塀の安全対策が進められています。

補助金額の概要

工事内容補助率上限額
除却(撤去)3分の220万円
改修3分の220万円
建替え(フェンス等新設)3分の210万円
合計最大30万円

※除却と建替えを同時に行う場合、最大30万円の補助を受けられます。


補助金の対象となるブロック塀

対象となるブロック塀等

以下の条件をすべて満たすブロック塀等が補助対象となります。

ブロック塀等の定義

  • コンクリートブロック、レンガ、大谷石等を用いて築造した塀
  • 道路面からの高さが1メートル以上のもの
  • 門柱および万代塀は対象外

設置場所の条件

  • 避難路の沿道に設置されている部分
  • 避難地に隣接する敷地に設置されている部分

安全基準

以下の項目に1つ以上不適合となるブロック塀等が対象です。

チェック項目基準
塀の高さ2.2m以下であること
塀の厚さ高さ2m以下の場合:10cm以上、高さ2m超の場合:15cm以上
控え壁高さ1.2m超の場合、塀の長さ3.4m以内ごとに設置
基礎コンクリート造で、丈が塀の高さの1/5以上
鉄筋径9mm以上の鉄筋を縦横に80cm以内の間隔で配置
塀の状態傾き、ひび割れ、破損がないこと

対象となる工事

除却(撤去)

ブロック塀等を全て除却する場合、または1段のみ残す場合

※2段以上残す場合は「改修」として扱われます。

改修

ブロック塀等の一部を除却し、安全基準に適合するよう改修する工事

建替え(新設)

除却または改修と同時に行うフェンス等の新設工事


補助金額の計算方法

除却・改修の補助金額

以下の①②のいずれか少ない額3分の2(上限20万円)

計算方法内容
① 実際の工事費除却に要する経費
② 面積単価計算ブロック塀等の面積 × 1万円/㎡

※1,000円未満の端数は切り捨て

建替え(フェンス等新設)の補助金額

以下の①②のいずれか少ない額3分の2(上限10万円)

計算方法内容
① 実際の工事費フェンス等の新設に要する経費
② 長さ単価計算フェンス等の長さ × 2万円/m

※1,000円未満の端数は切り捨て

計算例

条件

  • 除却に要する経費:30万円
  • ブロック塀等の面積:15㎡
  • 新設するフェンス等の経費:40万円
  • フェンス等の設置長さ:6m

除却の補助金額

計算金額
① 実際の工事費30万円
② 面積単価計算15㎡ × 1万円 = 15万円
少ない方15万円
補助金額(3分の2)15万円 × 2/3 = 10万円

建替えの補助金額

計算金額
① 実際の工事費40万円
② 長さ単価計算6m × 2万円 = 12万円
少ない方12万円
補助金額(3分の2)12万円 × 2/3 = 8万円

合計補助金額

10万円(除却)+ 8万円(建替え)= 18万円


補助金申請の流れ

STEP1:事前相談

まず、大府市役所都市政策課に相談し、補助対象となるかどうか確認します。

確認すること

  • ブロック塀等が補助対象となるか
  • 設置場所が避難路沿道または避難地に隣接しているか
  • 安全基準に不適合な項目があるか

STEP2:見積もり依頼

解体業者に見積もりを依頼します。

見積もり依頼のポイント

  • 複数の業者から相見積もりを取る
  • 除却費用とフェンス等新設費用を分けて見積もりをもらう
  • 現地調査を行ってもらう

STEP3:交付申請

工事契約前に、大府市役所都市政策課に補助金交付申請書を提出します。

重要:必ず工事契約前に申請してください。

契約後に申請しても、補助金は交付されません。

必要書類

  • 補助金交付申請書
  • 事業計画書
  • 位置図・配置図
  • ブロック塀等の写真
  • 工事見積書
  • その他市が必要と認める書類

STEP4:交付決定

市が申請内容を審査し、交付決定通知書を送付します。

STEP5:工事契約・工事実施

交付決定を受けてから、業者と契約し、工事を行います。

工事期間の目安

  • ブロック塀の撤去:1〜3日程度
  • フェンス等の新設:2〜5日程度

STEP6:完了実績報告

工事完了後、完了実績報告書を提出します。

改修・建替えの場合の注意事項

改修や建替え(新設)を行う場合は、完了実績報告書に以下の書類の添付が必要です。

工事内容必要書類
改修建築士等が建築基準法に適合していることを確認した書面(建築士等の資格及び氏名の記載があるもの)または耐震診断結果報告書
建替え建築士等が地震に対して安全な構造となることを確認した書面(建築士等の資格及び氏名の記載があるもの)

STEP7:補助金の確定・交付

市が完了報告を審査し、補助金額を確定します。その後、指定の口座に補助金が振り込まれます。


ブロック塀撤去の費用相場

撤去費用の相場

ブロック塀の撤去費用は、1㎡あたり5,000円〜10,000円が一般的な相場です。

項目費用目安
ブロック塀撤去5,000〜10,000円/㎡
基礎撤去3,000〜8,000円/㎡
廃材処分費5,000〜15,000円/㎡
小口補修3,000〜10,000円/一式

撤去費用の内訳

人件費

  • 作業員1人あたり:20,000〜25,000円/日
  • 一般的なブロック塀の撤去:2〜3人で作業

運送費

  • トラック1台あたり:5,000〜10,000円

廃材処分費

  • コンクリートガラ:10,000〜20,000円/トン

撤去費用の例

例1:長さ10m × 高さ1.5m のブロック塀(面積15㎡)

項目費用
ブロック塀撤去75,000〜150,000円
廃材処分費15,000〜30,000円
諸経費10,000〜20,000円
合計100,000〜200,000円

例2:長さ5m × 高さ1.2m のブロック塀(面積6㎡)

項目費用
ブロック塀撤去30,000〜60,000円
廃材処分費10,000〜15,000円
諸経費5,000〜10,000円
合計45,000〜85,000円

フェンス等新設の費用相場

ブロック塀を撤去した後に、フェンスや生け垣を新設する場合の費用相場です。

フェンスの種類と費用

フェンスの種類費用目安(1mあたり)
メッシュフェンス5,000〜15,000円
アルミフェンス10,000〜30,000円
目隠しフェンス15,000〜40,000円
木製フェンス10,000〜25,000円
生け垣5,000〜15,000円

新設費用の例

例:長さ10m のアルミフェンスを新設する場合

項目費用
フェンス本体100,000〜200,000円
基礎工事30,000〜50,000円
設置工事30,000〜50,000円
合計160,000〜300,000円

補助金を利用した場合の自己負担額

シミュレーション1:撤去のみ

条件

  • ブロック塀の面積:15㎡
  • 撤去費用:15万円

補助金額の計算

  • 面積単価計算:15㎡ × 1万円 = 15万円
  • 撤去費用:15万円
  • 少ない方:15万円
  • 補助金額:15万円 × 2/3 = 10万円

自己負担額

15万円 − 10万円 = 5万円

シミュレーション2:撤去+フェンス新設

条件

  • ブロック塀の面積:15㎡
  • 撤去費用:15万円
  • フェンス設置長さ:10m
  • フェンス新設費用:20万円

除却の補助金額

  • 面積単価計算:15㎡ × 1万円 = 15万円
  • 撤去費用:15万円
  • 少ない方:15万円
  • 補助金額:15万円 × 2/3 = 10万円

建替えの補助金額

  • 長さ単価計算:10m × 2万円 = 20万円
  • 新設費用:20万円
  • 少ない方:20万円
  • 補助金額:20万円 × 2/3 = 13.3万円 → 上限10万円

合計補助金額

10万円 + 10万円 = 20万円

自己負担額

(15万円 + 20万円)− 20万円 = 15万円


撤去すべきブロック塀の特徴

以下のような特徴があるブロック塀は、早めの撤去または改修を検討してください。

危険なブロック塀のチェックポイント

構造的な問題

チェック項目危険な状態
高さ2.2mを超えている
厚さ10cm未満(高さ2m以下の場合)
控え壁高さ1.2m超で控え壁がない
基礎基礎がない、または浅い
鉄筋鉄筋が入っていない

劣化の症状

チェック項目危険な状態
傾き目視で傾いている
ひび割れ縦横にひび割れがある
欠け・破損ブロックが欠けている
モルタルの剥離目地のモルタルが剥がれている
錆汁内部の鉄筋が錆びて汁が出ている

自己診断の方法

目視で確認

  1. ブロック塀の高さを測る(2.2m以下か)
  2. 傾きがないか確認する
  3. ひび割れや破損がないか確認する
  4. モルタルの剥離がないか確認する

専門家に相談すべきケース

  • 30年以上経過したブロック塀
  • 高さが1.5m以上のブロック塀
  • ひび割れや傾きが見られるブロック塀
  • 控え壁がないブロック塀

補助金申請の注意点

注意点1:必ず工事契約前に申請する

最も重要な注意点です。

補助金の交付申請は、工事契約前に行う必要があります。契約後に申請しても、補助金は交付されません。

注意点2:1団の土地につき1回限り

補助金の交付を受けることができるのは、1団の土地につき1回限りです。

一度補助金を受けた土地では、追加の補助金を受けることはできません。

注意点3:他の補助金との併用不可

大府市まちかど緑化推進事業補助金の交付を受けている場合は、この補助金を受けることができません。

注意点4:改修・建替えの場合は建築士の確認が必要

改修や建替え(フェンス等新設)を行う場合は、完了実績報告書に以下の書類が必要です。

  • 改修の場合:建築士等が建築基準法に適合していることを確認した書面
  • 建替えの場合:建築士等が地震に対して安全な構造となることを確認した書面

注意点5:予算に限りがある

補助金には予算があり、先着順で受付されます。予算がなくなり次第終了となる可能性があるため、早めの申請をおすすめします。


業者選びのポイント

ポイント1:複数の業者から見積もりを取る

ブロック塀の撤去費用は業者によって異なります。3社程度から相見積もりを取り、比較検討しましょう。

ポイント2:許可・登録を確認する

解体工事を行うには、以下の許可・登録が必要です。

  • 解体工事業登録
  • 建設業許可(請負金額500万円以上の場合)
  • 産業廃棄物収集運搬業許可

ポイント3:現地調査を行う業者を選ぶ

電話やメールだけで見積もりを出す業者ではなく、現地調査を行う業者を選びましょう。

現地調査を行わないと、以下のリスクがあります。

  • 追加費用が発生しやすい
  • 工期が予定通りに進まない

ポイント4:見積書の内容を確認する

見積書に以下の項目が明記されているか確認しましょう。

  • 撤去費用
  • 廃材処分費
  • 諸経費
  • 追加費用が発生する条件

ポイント5:近隣への配慮ができる業者を選ぶ

ブロック塀の撤去工事では、騒音や振動、粉じんが発生します。以下の対応ができる業者を選びましょう。

  • 工事前の近隣挨拶
  • 防音・防塵シートの設置
  • 散水による粉じん対策

よくある質問(Q&A)

Q1. どんなブロック塀でも補助金を受けられますか?

いいえ、すべてのブロック塀が対象ではありません。以下の条件を満たす必要があります。

  • 道路面からの高さが1m以上
  • 避難路の沿道または避難地に隣接する敷地に設置
  • 安全基準に不適合な項目が1つ以上ある

Q2. 門柱も補助対象ですか?

いいえ、門柱および万代塀は対象外です。

Q3. 隣地との境界にあるブロック塀も対象ですか?

いいえ、道路に面した部分のみが対象です。隣地との境界にあるブロック塀は、道路に面していないため対象外となる可能性があります。

Q4. ブロック塀を全部撤去しないと補助金は受けられませんか?

全部撤去または1段のみ残す場合が「除却」として扱われます。2段以上残す場合は「改修」として扱われ、別の計算方法となります。

Q5. 撤去後にフェンスを設置しない場合も補助金は受けられますか?

はい、撤去(除却)のみでも補助金を受けられます。フェンス等の新設は必須ではありません。

Q6. DIYで撤去した場合も補助金は受けられますか?

いいえ、補助金は業者に依頼した工事が対象です。DIYによる撤去は補助対象外です。

Q7. 賃貸物件のブロック塀も対象ですか?

補助対象となるのは、ブロック塀等の所有者です。賃貸物件の場合、所有者である大家さんが申請することになります。


補助金申請のチェックリスト

申請前の確認

  • [ ] ブロック塀の高さが1m以上ある
  • [ ] 避難路の沿道または避難地に隣接している
  • [ ] 安全基準に不適合な項目がある
  • [ ] 大府市まちかど緑化推進事業補助金を受けていない
  • [ ] この土地で過去にこの補助金を受けていない

申請時の確認

  • [ ] 工事契約に申請する
  • [ ] 必要書類をすべて準備した
  • [ ] 複数の業者から見積もりを取った

工事後の確認

  • [ ] 完了実績報告書を提出した
  • [ ] 改修・建替えの場合、建築士の確認書面を添付した
  • [ ] マニフェスト(廃棄物管理票)を受け取った

まとめ

大府市のブロック塀等除却費等補助制度を活用すれば、危険なブロック塀の撤去費用を大幅に軽減できます。

補助金額

工事内容補助率上限額
除却(撤去)3分の220万円
改修3分の220万円
建替え(フェンス等新設)3分の210万円
合計最大30万円

補助金申請のポイント

  1. 事前に市役所に相談して、補助対象となるか確認する
  2. 複数の業者から見積もりを取る
  3. 工事契約前に申請する(契約後は対象外)
  4. 交付決定後に工事を開始する
  5. 完了実績報告書を提出する

危険なブロック塀は早めに対策を

老朽化したブロック塀は、地震時に倒壊して大きな被害を引き起こす可能性があります。自宅のブロック塀に以下の症状がある場合は、早めに撤去または改修を検討してください。

  • 高さが2.2mを超えている
  • 傾きやひび割れがある
  • 控え壁がない(高さ1.2m超の場合)
  • 基礎が浅い、または基礎がない

補助金を活用して、安全なまちづくりに貢献しましょう。


お問い合わせ先

大府市役所 都市整備部 都市政策課

  • 計画地域交通係:0562-45-6221
  • 区画整理係:0562-85-3891
  • 建築指導係:0562-45-6314
  • ファクス:0562-47-3347

所在地

〒474-8701 愛知県大府市中央町五丁目70番地


参考リンク