武豊町のブロック塀撤去費補助金|最大20万円の補助を受ける条件と申請方法

愛知県知多郡武豊町では、倒壊の恐れがあるブロック塀等の撤去費用の一部を補助する「ブロック塀等撤去費補助制度」を実施しています。

この記事では、武豊町のブロック塀撤去費補助金の対象条件、補助金額、申請方法から、ブロック塀の撤去費用相場、業者の選び方まで詳しく解説します。


目次

  1. 武豊町ブロック塀等撤去費補助制度とは
  2. 補助金の対象となる条件
  3. 補助金額の計算方法
  4. 補助金申請の流れ
  5. 必要書類
  6. ブロック塀の危険度チェック
  7. ブロック塀撤去の費用相場
  8. 撤去費用を抑える方法
  9. 解体業者の選び方
  10. 撤去後の対応
  11. よくある質問(Q&A)
  12. まとめ

武豊町ブロック塀等撤去費補助制度とは

武豊町では、地震発生時のブロック塀倒壊による被害を防ぐため、倒壊の恐れがあるブロック塀等の撤去費用の一部を補助しています。

制度の背景

2018年(平成30年)6月に発生した大阪府北部地震では、倒壊したブロック塀により尊い命が失われる事故が起きました。このような悲劇を防ぐため、全国の自治体でブロック塀の安全対策に対する補助制度が設けられています。

ブロック塀は、プライバシーの確保や防犯上の観点から住環境に大きな役割を果たしていますが、老朽化が進んだり、構造基準を満たさないブロック塀は、大規模な地震発生時に倒壊する恐れがあります

倒れた塀が道路をふさぐと、避難や救助・消火活動の妨げにもなります。


補助金の対象となる条件

武豊町のブロック塀等撤去費補助金を受けるには、以下のすべての条件を満たす必要があります。

対象となる塀の条件

条件詳細
1. 塀の種類コンクリートブロック、レンガ、天然石等を用いた塀(門柱を含む)または土塀
2. 設置場所多数の人が利用する公共施設(道路、公園等)に面していること
3. 高さ公共施設(道路、公園等)からの高さが1m以上であること
4. 危険な状態ひび割れ、傾き、老朽化等が生じ、危険な状態であること、または控壁が適切に配置されていないこと

対象者の条件

条件詳細
1. 所有者・使用者ブロック塀等のある土地の所有者または使用者であること
2. 町税の納付町税を滞納していないこと
3. 反社会的勢力との関係暴力団員でないこと

対象外となるケース

以下のような場合は、補助金の対象外となります。

  • 隣地(隣の家の敷地)にのみ面しているブロック塀
  • 道路や公園に面していないブロック塀
  • 高さが1m未満のブロック塀
  • 危険な状態ではない、構造基準を満たしているブロック塀
  • 補助金交付決定前に撤去工事を行った場合

【重要】補助金交付決定前に撤去を行うと、補助金の交付ができません。必ず申請・交付決定を受けてから工事に着手してください。


補助金額の計算方法

武豊町のブロック塀等撤去費補助金の金額は、以下の計算式で算出されます。

補助金額の計算

次のABいずれか少ない額の2分の1が補助額となります(上限20万円)。

  • A:ブロック塀等の撤去に要した経費
  • B:撤去したブロック塀等の延長に1mあたり1万円を乗じて得た額

計算シミュレーション

ケース1:延長10mのブロック塀、撤去費用15万円の場合

計算項目金額
A:撤去に要した経費15万円
B:延長10m × 1万円10万円
少ない方(B)10万円
補助金額(2分の1)5万円

ケース2:延長15mのブロック塀、撤去費用25万円の場合

計算項目金額
A:撤去に要した経費25万円
B:延長15m × 1万円15万円
少ない方(B)15万円
補助金額(2分の1)7.5万円

ケース3:延長20mのブロック塀、撤去費用45万円の場合

計算項目金額
A:撤去に要した経費45万円
B:延長20m × 1万円20万円
少ない方(B)20万円
補助金額(2分の1)10万円
実際の補助金額10万円

ケース4:延長50mのブロック塀、撤去費用80万円の場合

計算項目金額
A:撤去に要した経費80万円
B:延長50m × 1万円50万円
少ない方(B)50万円
補助金額(2分の1)25万円
上限額適用20万円(上限)

補助金申請の流れ

武豊町のブロック塀等撤去費補助金の申請から補助金受け取りまでの流れを説明します。

STEP 1:事前相談(任意)

まずは武豊町役場 都市計画課に相談し、お持ちのブロック塀が補助対象になるかどうか確認することをおすすめします。

STEP 2:見積もりの取得

解体業者にブロック塀の撤去費用の見積もりを依頼します。複数の業者から見積もりを取ると、適正価格がわかります。

STEP 3:交付申請

「武豊町ブロック塀等撤去費補助金交付申請書(様式第1号)」に必要書類を添付して、役場都市計画課へ提出します。

STEP 4:審査・交付決定

町が申請内容を審査し、適切と認めた場合は「交付決定通知書」が届きます。

STEP 5:撤去工事の実施

交付決定通知を受けてから、解体業者に撤去工事を依頼します。

※交付決定前に工事を行うと補助金が受けられません。

STEP 6:工事完了報告

工事完了後、「工事完了実績報告書」を提出します。

STEP 7:補助金の交付

報告書の内容を確認後、補助金が交付されます。

申請期限

実施年度の2月末日までに工事完了実績報告書を提出する必要があります。

申請から工事完了までには時間がかかるため、余裕をもって早めに申請することをおすすめします。


必要書類

武豊町のブロック塀等撤去費補助金を申請する際に必要な書類は以下のとおりです。

交付申請時の必要書類

書類詳細
武豊町ブロック塀等撤去費補助金交付申請書(様式第1号)役場窓口または町ホームページからダウンロード
案内図ブロック塀の位置がわかる地図
施工前の写真ブロック塀の現況がわかる写真
撤去工事費の見積書解体業者からの見積書
同意書(該当する場合)申請者が土地の所有者でない場合に必要
委任状(該当する場合)代理者によって申請を行う場合に必要

書類のダウンロード

申請書類は武豊町の公式ホームページからダウンロードできます。

  • 武豊町ブロック塀等撤去費補助金交付要綱(PDF)
  • 武豊町ブロック塀等撤去費補助金様式(Word)

ブロック塀の危険度チェック

ご自身のブロック塀が危険かどうか、以下のチェックポイントで確認してみましょう。

外観で確認できるチェックポイント

以下の項目に1つでも当てはまる場合は、専門家に相談することをおすすめします。

1. 高さ

  • ブロック塀の高さが2.2m以下か?
  • 高さが2.2mを超える場合は、建築基準法違反の可能性があります

2. 厚さ

  • 塀の厚さは10cm以上あるか?(高さ2m超の場合は15cm以上)

3. 控壁(ひかえかべ)

  • 塀の高さが1.2mを超える場合、塀の長さ3.4m以下ごとに、塀の高さの1/5以上突出した控壁があるか?

4. 基礎

  • 基礎があるか?(コンクリートの基礎が地中に埋め込まれているか)

5. 傾き・ぐらつき

  • 塀に傾きやぐらつきがないか?

6. ひび割れ

  • ブロック塀にひび割れがないか?
  • 大きなひび割れ(幅0.3mm以上)がある場合は危険

専門家に確認が必要なチェックポイント

外観からは確認できず、専門家による調査が必要な項目もあります。

  • 鉄筋が適切に配置されているか(太さ9mm以上、間隔80cm以下)
  • 基礎の根入れ深さが30cm以上あるか
  • 鉄筋が錆びていないか

危険なブロック塀の特徴

危険な状態詳細
築30年以上ブロック塀の耐用年数は約30年。鉄筋の寿命は15〜20年
ひび割れ・欠け内部に雨水が浸入し、鉄筋が錆びている可能性
傾き・ぐらつき基礎や鉄筋の劣化が進んでいる可能性
控壁がない高さ1.2m超で控壁がない場合は建築基準法違反
モルタルの剥離内部の劣化が進んでいるサイン

ブロック塀撤去の費用相場

ブロック塀の撤去にかかる費用の相場を紹介します。

撤去費用の目安

項目費用相場
1㎡あたりの撤去費用5,000円〜10,000円
1mあたりの撤去費用(高さ約1.5mの場合)7,500円〜15,000円

費用の内訳

ブロック塀の撤去費用は、主に以下の項目で構成されます。

項目費用目安備考
人件費2万円〜2.5万円/人・日作業員2〜4名で1日程度
運搬費5,000円〜1.5万円/回現場から処分場までの運搬
廃材処分費1万円〜2万円/トンがれき類として処分
現場諸経費3,000円〜1万円養生、道具代など

規模別の撤去費用シミュレーション

規模(延長×高さ)面積費用目安
5m × 1.5m7.5㎡4万円〜8万円
10m × 1.5m15㎡8万円〜15万円
15m × 1.5m22.5㎡12万円〜23万円
20m × 2m40㎡20万円〜40万円

費用が高くなる要因

以下のような場合は、撤去費用が相場より高くなる可能性があります。

要因詳細
重機が使えない狭い場所や道路に面していない場所では手作業になり、費用が高くなる
基礎が深い基礎の撤去に手間がかかる
処分場から遠い運搬費が高くなる
高さが高い足場が必要になる場合がある
隣地との距離が近い養生や慎重な作業が必要

撤去費用を抑える方法

ブロック塀の撤去費用を抑えるためのポイントを紹介します。

1. 補助金を活用する

武豊町のブロック塀等撤去費補助金を活用すれば、最大20万円の補助を受けられます。

補助金を受けるためには、必ず工事着手前に申請し、交付決定を受けてから工事を行ってください。

2. 複数の業者から相見積もりを取る

同じ工事内容でも、業者によって費用が異なります。最低3社以上から見積もりを取り、比較検討しましょう。

3. 繁忙期を避ける

解体業者の繁忙期(2月〜4月の年度末)を避けると、比較的安く依頼できる場合があります。

4. 解体業者に直接依頼する

ハウスメーカーや工務店を通さず、解体業者に直接依頼すると、中間マージンを省けます。

5. 残置物を事前に片付けておく

ブロック塀の周辺に植木や物置などがある場合は、事前に撤去しておくと費用を抑えられます。


解体業者の選び方

ブロック塀の撤去を依頼する業者を選ぶ際のポイントを紹介します。

確認すべきポイント

1. 許可・登録の有無

解体工事を行うには、「建設業許可」または「解体工事業登録」が必要です。許可・登録を持っている業者か確認しましょう。

2. 実績

ブロック塀の撤去実績がある業者を選びましょう。公式サイトで実績を公開している業者は信頼性が高いです。

3. 見積もりの詳細

見積書の内訳が明確かどうか確認しましょう。「一式」でまとめられていて、内訳がわからない見積もりは注意が必要です。

4. 廃材処理の方法

産業廃棄物を適切に処理できる業者かどうか確認しましょう。マニフェスト(産業廃棄物管理票)を発行してくれる業者が安心です。

5. 保険への加入

万が一の事故に備えて、賠償責任保険に加入している業者を選びましょう。

避けるべき業者

  • 許可・登録を持っていない業者
  • 見積もりが曖昧で内訳が不明確な業者
  • 極端に安い見積もりを出す業者(後から追加費用を請求される恐れ)
  • 廃材処理方法が不明確な業者
  • 契約を急がせる業者

撤去後の対応

ブロック塀を撤去した後の対応について紹介します。

フェンスや生垣の設置

ブロック塀を撤去した後、プライバシーの確保や防犯のために、フェンスや生垣を設置することが多いです。

種類費用目安(延長10mの場合)特徴
アルミフェンス10万円〜30万円軽量で倒壊のリスクが低い
スチールフェンス8万円〜25万円耐久性が高い
メッシュフェンス5万円〜15万円安価で通気性が良い
生垣5万円〜20万円緑があり景観が良い

何も設置しない場合

ブロック塀を撤去した後、何も設置しない選択肢もあります。オープン外構にすることで、開放感のある敷地になります。


よくある質問(Q&A)

Q1. 補助金の申請は工事の前にする必要がありますか?

はい、必ず工事着手前に申請してください。 補助金交付決定前に撤去工事を行うと、補助金の交付ができません。

Q2. 隣の家との境界にあるブロック塀は補助対象になりますか?

対象外です。 補助対象となるのは、道路や公園など「多数の人が利用する公共施設」に面しているブロック塀のみです。

Q3. 高さが1m未満のブロック塀は補助対象になりますか?

対象外です。 公共施設(道路、公園等)からの高さが1m以上のブロック塀が対象です。

Q4. 補助金額はいくらですか?

「撤去に要した経費」または「延長1mあたり1万円」のいずれか少ない額の2分の1が補助額となり、上限は20万円です。

Q5. ブロック塀の撤去費用はどのくらいかかりますか?

一般的な相場は、1㎡あたり5,000円〜10,000円程度です。延長10m、高さ1.5mのブロック塀であれば、8万円〜15万円程度が目安になります。

Q6. 補助金の申請に必要な書類は何ですか?

交付申請書、案内図、施工前の写真、撤去工事費の見積書が必要です。申請者が土地の所有者でない場合は同意書、代理者による申請の場合は委任状も必要です。

Q7. 申請期限はありますか?

実施年度の2月末日までに工事完了実績報告書を提出する必要があります。申請から工事完了まで時間がかかるため、早めの申請をおすすめします。

Q8. ブロック塀を撤去した後、フェンスを設置する費用に補助はありますか?

武豊町のブロック塀等撤去費補助制度は、撤去費用のみが対象です。新しいフェンス等の設置費用に対する補助は含まれていません。


まとめ

武豊町のブロック塀等撤去費補助金についてまとめます。

補助金の概要

項目内容
補助金額撤去費用または延長1mあたり1万円の少ない方の2分の1(上限20万円)
対象となる塀道路・公園等に面した高さ1m以上の危険なブロック塀等
対象者土地の所有者または使用者(町税滞納なし)
申請先武豊町役場 都市計画課
申請期限実施年度の2月末日までに工事完了報告

申請の流れ

  1. 事前相談(任意)
  2. 見積もりの取得
  3. 交付申請
  4. 審査・交付決定
  5. 撤去工事の実施(交付決定後
  6. 工事完了報告
  7. 補助金の交付

注意点

  • 補助金交付決定前に工事を行うと補助金が受けられません
  • 隣地にのみ面しているブロック塀は対象外
  • 高さ1m未満のブロック塀は対象外
  • 申請は早めに(2月末までに工事完了報告が必要)

お問い合わせ先

武豊町役場 都市計画課

  • 電話:0569-72-1111
  • 所在地:愛知県知多郡武豊町字長尾山2番地
  • 受付時間:平日 8:30〜17:15

参考リンク


広沢建設有限会社は、愛知県知多半島を中心に解体工事を行っています。ブロック塀の撤去についても、お気軽にご相談ください。現地調査・お見積もりは無料です。


※本記事の情報は2025年12月時点のものです。最新の情報は武豊町役場にお問い合わせください。