「静かに見送りたかった。それを叶えてくれたのが広沢建設さんでした」

窪田様
ご実家の相続直後に解体を依頼されたケース

■ 心の整理がつかない中での“現実的な選択”

父が亡くなり、名義変更など最低限の手続きを終えた頃、自分の中でひとつの区切りとして「実家をどうするか」と向き合わざるを得なくなりました。
築50年以上経った木造の家。今は誰も住んでおらず、風通しの悪い空き家のまま放置するには限界がありました。

「このまま朽ちさせるのは違う」
「でも、思い出が詰まりすぎて手が付けられない」
そんな葛藤を抱えながら、インターネットで数社を調べ、信頼できそうな広沢建設さんに連絡をしました。


■ 工事の話よりも、私の気持ちを最初に聞いてくれた

担当の方と初めてお会いした日、印象的だったのは“契約や工程の話”より先に、「まずご実家について教えてください」と言われたことでした。

「どんな家でしたか?」
「どなたが住まれていたんですか?」

そう聞かれて、不思議と気が緩み、ぽつぽつと両親との思い出を話していました。
その時間が、気持ちの整理を始めるきっかけになった気がします。


■ 料金のこと、手間のこと。不安を先回りしてくれる提案力

解体工事というのは、初めてのことばかり。不用品の扱い、近隣への対応、追加費用の有無など、知らないことに囲まれていました。
でも広沢建設さんは、見積もり段階で「何が料金に含まれていて、何が別になるのか」をはっきり提示してくれました。

例えば、仏壇や衣類、古い家電など、細かい処分の仕分けや対応方法を一つずつ整理して提案してくれるので、「これでいいのかな」と悩む時間が減りました。


■ ご近所への気配りが、気持ちの負担を軽くしてくれた

父が長く住んでいた土地なので、近所の方々との関係も深く、できる限り迷惑をかけたくないという想いがありました。
その点でも、広沢建設さんは抜群でした。

事前に一軒一軒、ご近所にご挨拶に伺ってくれて、工事中の騒音や車の出入りについて丁寧に説明してくださったそうです。
後日、私自身も挨拶に行った際には、「ああ、もう聞いてますよ。とても感じのいい方でした」と声をかけていただき、肩の荷が下りました。


■ 無言で語りかけてくる“更地”に、感謝の気持ちが芽生えた

作業は予定よりも少し早く終わり、現地を見に行った日のことは今でもよく覚えています。

草が生い茂っていた庭も、少し歪んでいた塀も、全部きれいに撤去されて、そこにはまっさらな土地がありました。
涙が出るかと思っていたのですが、なぜか、「ありがとう」と小さく言ってしまった自分がいたんです。

それは両親に対してだけでなく、この土地と家に、そして最後まで丁寧に向き合ってくれた広沢建設さんにも向けた言葉だったのだと思います。


■ 「壊す」ことを、ここまで丁寧にできるなんて思わなかった

解体という言葉から、もっと事務的で、感情の入り込む余地のない作業を想像していました。
けれど、広沢建設さんは「“壊す”という行為の中に、きちんと人の気持ちを扱う繊細さ」を持っていました。

この出会いがなければ、今も私はどこかで後悔していたかもしれません。


■ 同じように、相続で実家を手放す方へ

同じように、ご実家を相続され、どうしたらいいか迷っている方がいたら、私は声を大にして伝えたいです。

「建物の解体」は、単なる工事ではない。
それは人生の節目であり、記憶との対話であり、前に進むためのひとつの儀式でもあるのだと。

広沢建設さんは、その大切な時間に寄り添ってくれる業者です。


お忙しい中、ご協力いただき、ありがとうございました!

取材日:2024年9月

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