阿久比町 危険空き家 解体 認定|最大20万円の補助金制度を徹底解説

阿久比町で危険な空き家の解体を検討している方へ。

「古い空き家を解体したいが費用が心配」 「危険空き家に認定されると補助金がもらえる?」 「不良住宅の判定基準がわからない」

この記事では、阿久比町の危険な空き家の解体費補助制度について、補助金額認定基準(不良住宅判定)申請の流れを詳しく解説します。

阿久比町では、倒壊や建築材等の飛散のおそれのある空き家を解体する場合、最大20万円の補助金を受けることができます。


阿久比町 危険な空き家の解体費補助制度の概要

制度の目的

阿久比町では、愛知県地域住宅計画に基づき、倒壊や建築材等の飛散のおそれのある空き家の解体工事を行う場合に、補助金を交付しています。

老朽化した危険な空き家は、地域住民の安全を脅かすだけでなく、景観の悪化や防犯上の問題を引き起こします。この制度は、そうした危険な空き家の解体を促進し、地域の安全と住環境の改善を図ることを目的としています。

補助金額

項目内容
補助率補助対象工事費の5分の4(80%)
上限額20万円
補助金額上記のいずれか少ない額

計算例

解体工事費計算式補助金額
25万円25万円 × 80% = 20万円20万円(上限)
100万円100万円 × 80% = 80万円 → 上限20万円20万円(上限)
15万円15万円 × 80% = 12万円12万円

申請期限(令和7年度)

項目期限
不良住宅判定申請令和7年11月14日まで
工事完了・実績報告令和8年1月30日まで

注意:令和7年度の補助事業は終了しています。令和8年度の募集については、阿久比町役場にお問い合わせください。


危険空き家の認定基準(不良住宅判定)

不良住宅とは

阿久比町の補助対象となる「危険な空き家」とは、住宅地区改良法に基づく不良住宅に該当する建物です。

不良住宅とは、住宅地区改良法第2条第4項に定められた基準により、評点が合計100点以上と判定された住宅を指します。

不良住宅判定の評点基準

不良住宅の判定は、住宅地区改良法施行規則に基づき、以下の項目について評点を付けて判定します。

主な評定項目

評定区分評価内容
構造の腐朽又は破損の程度基礎、土台、柱、屋根などの腐朽・破損状況
防火上の危険の程度延焼のおそれのある外壁の仕上げ材料など
避難上の障害の程度避難経路の確保状況など
衛生上有害となる程度日照、採光、通風、換気などの状況

評点の目安

各項目の状態に応じて評点が付けられ、合計が100点以上になると不良住宅と判定されます。

状態評点目安
基礎なし20点
柱の傾斜が著しい25点
屋根の破損が著しい25点
外壁に貫通する穴がある25点
土壁で仕上げ材なし25点

町による実地調査

不良住宅かどうかの判定は、町の担当者による実地調査で行われます。

申請者が自分で判断するのではなく、「不良住宅判定申請書」を提出後、町が現地調査を行い、評点を算出して判定します。


補助対象となる条件

補助対象となる空き家

以下のすべての条件を満たす空き家が対象です。

番号条件
1阿久比町内に存在する空き家
2木造の空き家
3床面積の2分の1以上が住宅
4不良住宅であり、町の実地調査で評点が100点以上
5個人が所有する空き家
6所有権以外の権利が設定されていない空き家(権利者の同意があればこの限りでない)
7特定空家等の勧告を受けていない空き家
8類似の補助金の交付を受けていない空き家

補助対象者

以下のすべての条件を満たす方が対象です。

番号条件
1空き家の所有者
2町税を滞納していない個人
3暴力団員でないこと

対象外となるケース

以下の場合は補助対象外となります。

  • 鉄骨造・RC造など木造以外の建物
  • 床面積の半分以上が店舗・事務所など住宅以外の用途
  • 評点が100点未満の空き家
  • 法人が所有する空き家
  • 特定空家等の勧告を受けている空き家
  • すでに解体工事に着手している空き家
  • 他の補助金を受けている、または受ける予定の空き家

申請の流れ

全体の流れ

STEP1:事前相談(まちづくり推進課)
    ↓
STEP2:不良住宅判定申請
    ↓
STEP3:町による実地調査
    ↓
STEP4:判定結果通知(評点100点以上で補助対象)
    ↓
STEP5:解体業者から見積もりを取る
    ↓
STEP6:補助金交付申請
    ↓
STEP7:交付決定通知
    ↓
STEP8:解体工事契約・工事実施
    ↓
STEP9:完了報告・補助金受領

STEP1:事前相談

まず、阿久比町役場 まちづくり推進課に事前相談を行います。

空き家の状況を説明し、補助対象になりそうかどうかを確認しましょう。

問い合わせ先

阿久比町役場 建設経済部 まちづくり推進課 建築公園係

  • 電話:0569-48-1111(内線1211・1212・1213)

STEP2:不良住宅判定申請

補助対象になりそうな場合は、**「不良住宅判定申請書(様式第1号)」**を提出します。

この申請は、空き家が不良住宅に該当するかどうかを町に判定してもらうためのものです。

申請期限

令和7年11月14日まで(令和7年度の場合)

STEP3:町による実地調査

申請を受けて、町の担当者が現地調査を行います。

建物の状態を確認し、住宅地区改良法施行規則に基づいて評点を算出します。

調査時の確認事項

  • 基礎、土台、柱の状態
  • 屋根、外壁の破損・腐朽状況
  • 傾斜の有無
  • 防火上の安全性
  • 衛生上の問題

STEP4:判定結果通知

実地調査の結果、評点が100点以上であれば、不良住宅と判定され、補助対象となります。

評点が100点未満の場合は、残念ながら補助対象外となります。

STEP5:解体業者から見積もりを取る

不良住宅と判定されたら、複数の解体業者から見積もりを取ります。

見積もりを取る際のポイント

  • 3社程度から相見積もりを取る
  • 内訳が明確な見積書を依頼する
  • 追加費用の条件を確認する
  • 現地調査を行ってもらう

STEP6:補助金交付申請

見積もりを取得後、補助金交付申請書を提出します。

必要書類

  • 補助金交付申請書
  • 暴力団排除誓約書
  • 見積書の写し
  • その他必要書類(申請書チェック表で確認)

重要:必ず工事契約前に申請してください。

STEP7:交付決定通知

申請内容を審査し、問題がなければ交付決定通知が届きます。

この通知を受け取ってから、解体業者と工事契約を結んでください。

STEP8:解体工事契約・工事実施

交付決定後、解体業者と正式に契約し、工事を実施します。

工事完了期限

令和8年1月30日まで(令和7年度の場合)

STEP9:完了報告・補助金受領

工事完了後、実績報告書を提出します。

報告書の審査後、指定の口座に補助金が振り込まれます。


特定空家等との違い

特定空家等とは

特定空家等とは、空家等対策の推進に関する特別措置法(空家法)に基づき、以下のような状態にある空き家として市町村が認定したものです。

  • 倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態
  • 著しく衛生上有害となるおそれのある状態
  • 適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態
  • その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態

不良住宅と特定空家等の違い

項目不良住宅特定空家等
根拠法住宅地区改良法空家等対策の推進に関する特別措置法
判定基準評点100点以上市町村が総合的に判断
補助金対象となる勧告を受けると対象外
ペナルティなし勧告→固定資産税の特例解除、命令→過料

特定空家等の勧告を受けている場合

阿久比町の補助制度では、特定空家等の勧告を受けている空き家は補助対象外となります。

特定空家等として勧告を受ける前に、早めに解体を検討することをおすすめします。


空き家解体の費用相場

木造住宅の解体費用相場

坪数費用目安
20坪60万〜100万円
30坪90万〜150万円
40坪120万〜200万円
50坪150万〜250万円

木造住宅の解体費用は、坪単価3万〜5万円が目安です。

補助金を利用した場合の自己負担額

例)30坪の木造空き家を解体する場合

項目金額
解体費用120万円
補助金−20万円(上限)
自己負担額100万円

補助金を利用することで、20万円の負担軽減になります。

解体費用が高くなる要因

要因内容
建物の老朽化腐朽が進んでいると解体に手間がかかる
重機が入れない狭い道路や隣地との距離が近い場合
アスベスト事前調査と適切な処理が必要
地中埋設物古い基礎、浄化槽、井戸などがある場合
残置物が多い家財道具が残っている場合

申請時の注意点

注意点1:必ず事前に問い合わせる

解体工事の着手前に、町による現地調査が必要です。

必ず事前に阿久比町役場まちづくり推進課に問い合わせてください。

すでに解体工事に着手している空き家は、対象外となります。

注意点2:工事契約前に申請する

補助金の交付決定を受ける前に工事契約を結んでしまうと、補助対象外となります。

必ず交付決定通知を受けてから、工事契約を結んでください。

注意点3:共有者全員の同意を取る

空き家の所有が共有である場合は、共有者全員の同意を取る必要があります。

注意点4:固定資産税が上がる可能性

空き家を取り壊して更地にすると、固定資産税・都市計画税が高くなる場合があります。

住宅用地特例について

住宅が建っている土地には「住宅用地特例」が適用され、固定資産税が軽減されています。

部分固定資産税の軽減
200㎡まで(小規模住宅用地)課税標準額の1/6
200㎡超(一般住宅用地)課税標準額の1/3

空き家を解体して更地にすると、この特例が適用されなくなり、固定資産税が最大6倍に増加する可能性があります。

ただし、解体後すぐに土地を売却する場合などは、大きな影響はありません。

注意点5:申請期限と工事完了期限

補助金には申請期限と工事完了期限があります。

令和7年度の場合

  • 不良住宅判定申請:令和7年11月14日まで
  • 工事完了・実績報告:令和8年1月30日まで

期限に余裕を持って申請・工事を進めましょう。


解体業者選びのポイント

ポイント1:許可・登録を確認する

解体工事を行うには、以下の許可・登録が必要です。

許可・登録内容
解体工事業登録請負金額500万円未満の解体工事に必要
建設業許可請負金額500万円以上の解体工事に必要
産業廃棄物収集運搬業許可廃材の運搬に必要

ポイント2:複数業者から見積もりを取る

3社程度から相見積もりを取り、比較検討しましょう。

見積もりを比較する際のポイント:

  • 費用の総額
  • 内訳の詳細さ
  • 追加費用の条件
  • 対応の丁寧さ

ポイント3:見積書の内訳を確認する

「一式」だけの見積書ではなく、内訳が明確な見積書を依頼しましょう。

確認すべき項目

  • 建物解体費
  • 基礎撤去費
  • 廃材処分費
  • 運搬費
  • 養生費
  • 整地費
  • 諸経費

ポイント4:現地調査を行う業者を選ぶ

電話やメールだけで見積もりを出す業者ではなく、現地調査を行う業者を選びましょう。

現地調査を行わないと、追加費用が発生しやすくなります。

ポイント5:近隣への配慮ができる業者を選ぶ

解体工事では、騒音・振動・粉じんが発生します。

以下の対応ができる業者を選びましょう。

  • 工事前の近隣挨拶
  • 防音・防塵シートの設置
  • 散水による粉じん対策
  • 作業時間への配慮

阿久比町の空き家相談窓口

空き家に関する相談

阿久比町では、空家等対策の推進のため、各専門家団体等と協定を締結しており、空き家の維持管理や利活用でお困りの方への相談窓口を設けています。

相談できる内容

  • 空き家の管理サービス
  • 空き家の利活用方法
  • 売却・賃貸の相談
  • 解体・補助金の相談

問い合わせ先

阿久比町役場 建設経済部 まちづくり推進課 建築公園係

  • 電話:0569-48-1111(内線1211・1212・1213)
  • ファックス:0569-49-0057

よくある質問(Q&A)

Q1. 不良住宅の判定は自分でできますか?

いいえ、不良住宅の判定は町による実地調査で行われます。「不良住宅判定申請書」を提出後、町の担当者が現地調査を行い、評点を算出して判定します。

Q2. 評点が100点に満たない場合は補助を受けられませんか?

はい、評点が100点未満の場合は、阿久比町の危険空き家解体補助の対象外となります。ただし、他の補助制度が利用できる場合もありますので、まちづくり推進課にご相談ください。

Q3. 木造以外の建物は補助対象になりますか?

いいえ、阿久比町の補助対象は木造の空き家に限られます。鉄骨造やRC造の建物は対象外です。

Q4. 特定空家等に認定されると補助が受けられなくなりますか?

特定空家等に認定されただけでは補助対象外にはなりませんが、特定空家等の勧告を受けている空き家は補助対象外となります。

Q5. 補助金はいつ受け取れますか?

工事完了後に実績報告書を提出し、審査を経て補助金が交付されます。一旦は自分で工事費用を支払い、後から補助金を受け取る形になります。

Q6. 空き家に残置物(家財道具)がある場合はどうすればいいですか?

解体工事の前に、家財道具などの残置物を処分しておく必要があります。自分で処分するか、不用品回収業者に依頼してください。残置物が多いと解体費用が高くなる場合があります。

Q7. 解体後の土地はどうすればいいですか?

解体後の土地は、売却、駐車場として活用、そのまま保有するなど、さまざまな選択肢があります。ただし、更地のまま保有すると固定資産税が上がる可能性がありますので、ご注意ください。


申請の流れチェックリスト

事前準備

  • [ ] 阿久比町役場まちづくり推進課に事前相談した
  • [ ] 空き家が木造であることを確認した
  • [ ] 床面積の2分の1以上が住宅であることを確認した
  • [ ] 特定空家等の勧告を受けていないことを確認した

判定申請

  • [ ] 不良住宅判定申請書を提出した(11月14日まで)
  • [ ] 町による実地調査を受けた
  • [ ] 評点100点以上の判定結果を受け取った

補助金申請

  • [ ] 複数の解体業者から見積もりを取った
  • [ ] 工事契約前に補助金交付申請を行った
  • [ ] 暴力団排除誓約書を提出した
  • [ ] 交付決定通知を受け取った

工事実施

  • [ ] 交付決定後に工事契約を締結した
  • [ ] 共有者がいる場合は全員の同意を得た
  • [ ] 解体工事を実施した(1月30日までに完了)

完了報告

  • [ ] 実績報告書を提出した
  • [ ] 補助金を受領した

まとめ

阿久比町の危険な空き家の解体費補助制度について、ポイントをまとめます。

補助金の概要

項目内容
補助率工事費の5分の4(80%)
上限額20万円
対象木造の空き家で評点100点以上の不良住宅
判定申請期限令和7年11月14日まで
工事完了期限令和8年1月30日まで

申請の重要ポイント

  1. 必ず事前に町に問い合わせる
  2. 町による実地調査で評点100点以上が必要
  3. 工事契約前に補助金交付申請する
  4. 共有者がいる場合は全員の同意を取る
  5. 特定空家等の勧告を受けると対象外

不良住宅の判定基準

住宅地区改良法施行規則に基づき、建物の腐朽・破損状況、防火上の危険、衛生上の問題などを評価し、評点が合計100点以上で不良住宅と判定されます。

費用の目安

坪数解体費用目安補助金自己負担目安
20坪60〜100万円20万円40〜80万円
30坪90〜150万円20万円70〜130万円
40坪120〜200万円20万円100〜180万円

危険な空き家を放置すると、倒壊や火災のリスクが高まるだけでなく、特定空家等に認定されると固定資産税の特例が解除されるなどのペナルティを受ける可能性があります。早めに解体を検討しましょう。


お問い合わせ先

危険な空き家の解体費補助に関するお問い合わせ

阿久比町役場 建設経済部 まちづくり推進課 建築公園係

  • 電話:0569-48-1111(内線1211・1212・1213)
  • ファックス:0569-49-0057
  • 所在地:〒470-2292 愛知県知多郡阿久比町大字卯坂字殿越50番地

参考リンク